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集塵機技術情報

2020年9月9日集塵機の省エネ化の方法について

掃除、フィルタ交換、集塵機の機能付加能力ダウンによる最適化など、省エネ実現のための提案実績も多数!
蓄積した技術・ノウハウを活かしてニーズに応える省エネ提案が可能です。

 

省エネ実現のために私たちができること

①モーターの高効率化
②高性能インバーターの導入
③省エネVベルトの導入
④小型風力発電機の搭載

集塵機メンテナンス.comは、集塵機・バグフィルターや集塵システムに関する技術・ノウハウの蓄積に自信があります。
ここでは、集塵機メンテナンス.comでは、モーターの高効率化やインバーターの導入を中心とした集塵機・バグフィルター関連の省エネ対策装置をご案内いたします。

 

代表的な省エネへの対応事例

モーターの高効率化、インバーターの導入を中心とした集塵機・バグフィルター関連の省エネ対策装置をご案内いたします。

モーターの高効率化

業務用から家庭電器にいたるまで、あらゆる機器に使用されるモーターにもインバーター駆動が進んでおり、モーター自身も標準三相モーター、高性能省エネモーター、そして回転子に強力な磁石を埋め込んだIPMモーターへと高効率化が進められています。
このような動向の背景には、汎用的なモーターによる電力消費量は、国内の産業用電力使用量のうち70%、全電力使用量の50%をも占めると言われていることにあります。そのため、エネルギー使用量をいかに削減するかが課題となる中、注目されるのが高効率モーターなのです。
けれども、モーターメーカーは特に海外市場拡大をにらんだ増産体制を進めており、高性能な高効率モーターは続々と発売されています。
集塵機メンテナンス.comでは、これらの最新の技術動向をいち早くキャッチし集塵機・バグフィルターの省エネ提案を続けてきた実績が豊富です。そのため、高効率モーター(IEC規格効率クラスIE3、IE4レベル)を用いた省エネ提案も可能です。

参考 モーターの効率に関して

モーターの効率性能を示す指標として国際規格IEC60034-30と呼ばれる規格があります。欧米に比べ、日本国内のモーターの効率性能は高いとは言えず、大部分がIE1(標準効率)、もしくはIE2(高効率)レベルのものにとどまっています。
けれども、昨今のエネルギーに対する意識の変化から、徐々にではありますが高いレベルのモーターも産業機械に導入が進みつつあります。

規格IEC規格効率クラス
IE4スーパープレミアム効率
IE3プレミアム効率
IE2高効率
IE1標準効率
規格外

高性能インバーターの導入

集塵機・バグフィルタのシステムの中でもファンにかかる消費電力は非常に高額なものです。そのため、高性能なインバーターの導入による省エネ提案を行いました。導入に際して、省エネ診断等の現場の診断を行ったところ、成果を見込むことが出来たため導入を決定しました。
具体的には、集塵機・バグフィルター吸引ファンをダンパ制御からインバータ制御に変更することにより、消費電力を削減し省エネルギーを実現することに成功。このようなインバータ化による省エネは、金属製品のメーカー様を中心にファンやブロワー・ポンプ等の回転機器を用いる業種であれば、実現が可能です。

省エネVベルトへの交換

集塵機・バグフィルターのVベルトは、曲げ応力やベルトがプーリに食い込む際の損失など、さまざまなエネルギー損失が発生してしまう箇所です。そのため、伝動効率を改善した省エネVベルトの導入により、曲げ応力の損失を低く抑え、省エネ効果を生みだすことが可能になります。
なお、具体的な利点としては、以下の三点が挙げられます。

1.損失トルクが大変小さいため、伝動効率が改善され、節電効果を発揮するため、
省エネ(節電)効果が期待できる。

2.標準プーリで利用できるため、従来のプーリにベルトを掛け替えるだけ。
そのため、設備の改造が不要です。

3.ベルト曲げ応力低減で、更なる低発熱性を発現。
そのため、高い性能を安定的かつ長期的に維持することが出来ます。

小型風力発電機の搭載

今まで無駄に吹き流されてきた集塵機・バグフィルターの排風から電気を作る新しい風力発電システムの導入が可能です。
今まで無駄に拭き流されていた排風からエネルギーをつくり出すため、ランニングコストもかかりません。還元される電気は、売電や工場内設備への再利用も可能。 集塵機・バグフィルターに使用した電力のいくらかを再利用して、電力として還元することで、光熱費の削減にも大きく貢献することができます。

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