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集塵機技術情報

2020年9月9日洗浄集塵装置(スクラバ)とは

特徴

洗浄集塵装置はスクラバとも呼ばれ、水中に粉塵を分離捕集する形式の集塵装置である。
水処理に手数がかか り万能的には使えないが、特殊用途では、非常に有効なシステムである。

長所 集塵と同時に有害ガスの吸収処理ができる。
可燃性、爆発性の粉塵処理ができる。
処理ガス中の水分が多く乾式処理が不可能な場合に適する。
処理ガスの温度を下げることができる。
短所 排水及び粉塵(スラッジ)処理等の設備 をそなえなければならない。
寒冷地では冬季の凍結対策を行う必要がある。
粉塵やガスが水と反応した場合の装置材料に対する腐食性、又は危険性などを考慮しなければならない。

原理と構造

洗浄集塵装置は水又は水に適当な添加物を加えた液で含塵ガスを洗浄し、液満、液膜に粉塵を付着させて捕集する。
従ってガス中に含まれる有害ガス成分の吸収除去や化学的中和処理を行うことができる。
集塵原理は、①粉塵粒子と液満との慣性衝突②高濃度領域から低濃度領域への拡散効果③琥集作用などの総合効果と考えられる。
洗浄集塵装置自体は単に空気中の粉塵を水中に移しかえるだけの装置であるから、捕集された粉塵や有害ガス成分はそのまま水と共に排出されてくる。
従ってスクラバの設置にあたっては排水処理装置が絶対に必要になってくる。
そのほか、構成材料は鉄、ステンレス鋼、各種プラスチックス等であるから、それぞれの材料と捕集した成分との反応(腐食)を十分考慮して設計しなければならない。
その他洗浄集塵装置の使用条件として次のことがいえる。

  • 1.粉塵が親水性であること
  • 2.水が豊富に使えること
  • 3.捕集した粉塵が水分のために腐敗しないこと
型式 構造と特徴 原理図
ベンチュリスクラバ 含塵ガスをベンチュリ管に導入し、そのスロート部で流速を40~100m/sに加速する。
スロート部で水を加圧・噴霧し、グストと接触させ、後段に設けたサイクロン等の分離部で捕集する。
充填塔 塔内に表面積の大きい20~501Шn位の図形物 をラングム充坂し気液の接触を行い、粒子を分離捕集する。ガス吸収に多く使われる。
充填塔に類似した形式のものにフローティングベッド方式のスクラバがある。これは、プラスチック製の球を塔内で浮遊させ球表面の水膜で含塵ガスを処理する。
サイクロンスクラバ サイクロン内で加圧水を噴霧し含塵空気を洗浄する。円筒状本体下部より含塵空気を接線方向に流入させて旋回しながら上部へ導き、一方、塔下都中央に高圧噴霧ノズルを多数取付けて放射状に水滴を噴霧する型式と、普通のサイクロンに噴霧ノズルを付力Hし たスプレイサイクロン型がある。
もれ棚式洗浄塔 開口比の比較的小さい(15~30%)多孔板の棚を数段設け、洗浄液は上段から下段へ順次流下し、ガスは下部より、棚の開口部を通って上昇する。ガス吸収に多く使われる。
インビジメントスクラバ 数段の多孔板を設け、上段から水を流し含塵ガスは多孔板を通る時気泡となって撹拌される。水は側面の樋を通って順次下段へ流下する。もれ棚式に比べ各段の孔を通過する気流速度が大きい。
ウォータフィルム 留水式のスクラバで集塵室内に一定量の水を保有し、水位面にそってセットされた逆S宇形の濤を含塵ガスが高速度で通過する。この時水と激しく混合して粉塵が水中に捕集される。この型式はポンプを用いず、排風機だけで気液混合が行われ、使用水量の少ない特徴がある。

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