特徴
生産工程からミストの発生する例は非常に多く、環境を汚染し、衛生上も有害である。
一方オイルミストの場合は回収して再利用でき、省エネ対策上も極めて有効である。
長所 | 回収した油は再利用して、生産工程にもどし、あるいは燃料として使用できる。 |
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ミスト特有の環境汚染が防止できる。 | |
作業環境を著しく改善する。 | |
回収物が液体であるから後処理が簡単である。 | |
ミストとグストの混合物も処理できる。 | |
比較的低い圧力損失で分離できる。 | |
短所 | ミストの発生過程によって粒径分布が大幅に変 り単一システムで万能的には使えない。 |
ベーパの凝縮で生成するミストはサブミクロン粒径のものを含み、容易に分離できない。 | |
ミストを吸引するダクトは接続を完全にしておかないとフランジ部から液満が落下し、製品や環境を汚染する。 |
原理と構造
ミストが液膜の破裂等機械的に生成する場合の粒径は10μm以上のものが多く、屈曲板を重ねたエリミネータでもかなり分離できるもののベーパの凝縮で生成するミストでは1μm以下の粒径となるので繊維充填層を数段に設置する。捕集されたミストは液膜大液滴となり流下して、ほとんど再飛散することはない。またダストが混入する場合は繊維充填層フィルタを自動洗浄する装置を附加することもある。
繊維充填層フィルタは多くの場合、消耗品として取扱い6~12ヵ月毎に交換するものが多い。
圧力損失はミストの種類によって装置の構造が異なるため一概にはいえないが、50~100HmH20程度である。
粘着性の油ミストでは電気集塵装置が用いられることもあり、この方式は電気スパークによる火災の心配のない場合に限られる。
蒸発しやすい液体の場合は冷却器を使用して捕集効果を上げたり、さらに積極的に冷却してベーパを凝縮捕集することも可能である。但しこの場合はその物質の本気圧特性とベーパ濃度の関係を十分把握しておかないと効果が表われないから注意を要する。
ミストの種類 | 補修方法 | 原理図 |
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機械的発生ミスト (研削、研磨) | 屈曲板 繊維充填層 | ![]() |
ベーパー凝縮ミスト (熱発生ミスト、化学反応) | 繊維充填層 | ![]() |
粘着性油ミスト (高分子化合物) | 電気集塵方式 | ![]() |
蒸発しやすいミスト (有機溶剤) | 冷却捕集 | ![]() |