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集塵機技術情報

2020年9月9日バグフィルタとは

特徴

応用面の極めて広い集塵装置で、高い集塵率を必要とする場合に有効である。

長所処理ガスのグスト濃度の変動に対して排気濃度はあまり変化しない。
比較的高温ガスまで処理でき、ほぼ万能的に適用できる。
極微細粒子の集塵も可能である。
ガスやダストの性状に合せ、戸布の材質、織り方を選定することができる。
グストの再飛散が少ない。
短所高温ガス処理はろ布・濾布(フィルター)の耐熱性でおさえられる。
露点以下の運転、吸湿性の激しいグストに対しては適用がむつかしい。
サイクロンに比べて装置が大型になる。
圧力損失の変動が大きい。

原理と構造

含塵ガスを戸布の表面で炉過してダストを分離する装置。
力学的には拡散、慣性衝突、さえぎり、重力などが利用される。
ろ布・濾布(フィルター)にはポリエステル、ポリアミド、ポリプロピレンなどの繊維の織布又はフエルトが主流となっているが、
木綿、羊毛などの天然繊維、高温ガス用の耐熱ナイロン、ガラス繊維等も用いられ、ガスやグストの性状に合せて選択する。
ろ布・濾布(フィルター)は円筒形又は平板形に加工され、何本か集めて必要戸過面積を得るようにし、一室~数室のバグハウス内にセットされる。
ろ布・濾布(フィルター)表面に附着したダスト層は自らがろ過膜となるが、時間と共に厚くなリー定限度の時、払い落す。

ろ過風速

ろ過風速とはろ過面を通過する気流の見掛の平均風速で、一般にこの値が小さくなるほど集塵率が高くなる。
しかし同一ろ過面積で処理し得るガス量は減少する。又戸過風速を大きく取りすぎるとバグフィルタの安定運転がむつかしくなる。
ろ過風速は一般に2.5cm/sを中心に0.5~7cm/s位の範囲で使われており、この数値の選定が性能及び経済性を左右するカギとなる

バグフィルタの払落し装置の種類

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