局排や集塵機・バグフィルターを運転していて次のようなご経験はありませんか。
・モータを修理、交換したら吸込状態が以前よりも悪くなった
・電気工事をしたら急に吸込まなくなった
・ポータブル型集塵機・バグフィルターで別の電源につないだら吸込みが悪くなった
・省エネ対策のためインバータを接続したが、最高回転数にしても以前のような性能が出なくなった
・前々から多少弱いと感じていたが法定点検したら正規の制御風速が出ていなかった
このような症状の時は、モータの逆回転を疑ってみて下さい。プロペラ形のファンでは逆回転すれば風の方向も逆になりますが、遠心式のファンでは風の方向は変らず性能がガタ落ちになります。
モータの回転方向を変えるのは最も一般的な三相交流誘導電動機の場合、三本の電線のうちいずれか二本を入れかえればOKです。もしY-△又はコンドルファ起動のものなら電源で、インバータを使用したものならモータ側(2次側)でこの操作をして下さい。
新設の集塵機・バグフィルターの場合も忘れずにまっ先に逆転のチェックをしましょう。